微細穴加工(各種ノズル) 繊維機械 スタティックミキサー インターレースノズル カッター機 エアーローラー(気体軸受)

山陽精機ブログ

山陽精機ブログ
社員によるブログです。

 

営業品目

■繊維機械・装置及び同部品
■スタティックミキサー
■半導体製造装置部品
■医療用精密部品
■微細穴加工(各種ノズル)
■各種機械装置
■硬質クロームメッキ

 

HOME»  ブログ記事一覧
HOME»  ブログ記事一覧»  「戦艦大和」の博物館

「戦艦大和」の博物館

「戦艦大和」の博物館

大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)のご案内
 
呉市は戦艦大和の誕生した街です。
宇宙戦艦ヤマト、みなさんはお馴染ですよね。「男たちの大和」辺見じゅん氏の映画もありました「戦艦大和」は日本の代名詞です。
今も東シナ海に沈んでおり、サルベージ会社により海底350mに沈んでいる「戦艦大和」を発見し艦首の菊の後紋章によって確認されています。
 
その10分の1のスケールの戦艦大和が展示されている「大和ミュージアム」が呉市にあります。呉湾は自然が生んだ要塞の軍港港街です。そして戦艦大和は市民の自慢のタネになっています。
 
呉市は明治までは何の変哲もない田舎の農漁村でした。明治19年日本海軍が呉鎮守府を開庁し、明治36年鎮守府から呉海軍工廠が設置され、日本一の造船技術を育くみ結集された傑作がまさしく戦艦大和なのです。
それは日露戦争では戦艦を他国から購入していたが、30数年で世界一の戦艦をつくるだけの爆発力・創造力を日本は持っていることを証明したのです。すごい技術の底力・・・
 
大和ミュージアムには戦艦大和が10分の1の実物復元し展示しております。偉容は目に飛び込みますよ、2階、3階からも観察できます。本物を見たならどんなに感激するかな。
戦艦大和の造船からは数々の技術を生み出しております。(後述)
その他、大型資料展示室には魚雷、特攻兵器「回天」、特殊潜航艇、零式艦上戦闘機、砲弾など実物が展示。
建物の外には本物の戦艦「陸奥」の主砲・錨・スクリュー・主舵が展示。
そして、呉港が一望されIHIで建造中の大型船舶などがすぐ目の前に見られます。
 
筆者の父親が呉海軍工廠に勤務していたので、幼いころによく戦艦大和の建造の話を聞いたものです。エンジンタービンの翼などを機械加工する職人でした。

この培った素晴らしい技術の粋に日本人としての誇りを持って、これからも未来を切り開いていければと願っています。
 

戦艦大和の士官室長 臼渕磐大尉の言葉
「進歩のない者は決して勝たない。 負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじ過ぎた。 私的な潔癖や徳義にこだわって、本当の進歩を忘れていた。
 敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか、今日目覚めずしていつ救われるか、俺たちはその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか」
 
戦艦大和建造は最先端技術の結集、現代にも数々の技術が生きています。そして戦後の日本復活の産業に役立ちました。
 
・科学的生産管理システム・・・・工数制御方式、科学的管理方式を取り入れた管理技術
・工期短縮のブロック工法・先行艤装
                建造期間短縮のため、戦後造船だけでなく高層ビル建
                設にも応用
・46センチ3連装主砲・・・・・重量2779トン
                水圧式制御方式は展望回転レストランに応用
・球状艦首(パルバスバウ)・・・・球状の突起は造波抵抗を減らす
・推進軸(スクリュー)・・・・・・鋳物技術
・製鋼技術・・・・・・・・・・ 特殊な装甲板・高度質の鋼材
・発電と配電技術・・・・・・・ 大型発電機の発達
・弱電技術・・・・・・・・・・ 万能炊飯器、冷凍冷蔵庫、冷暖房
・精密光学器具・・・・・・・・ カメラ
・砥石技術・・・・・・・・・・ ハイテク砥石技術
・グレーチング・・・・・・・・ 船舶の床材
参考文献 戦艦大和の博物館 小笠原臣也 芙蓉書房
(戦艦大和概要)
全長263m 最大幅38.9m 満載排水量72,809トン 公試最大速力27.46ノット(時速 約51キロ)

2013-04-19 16:05:29

  |  コメント(0)   |  トラックバック (0)

 

コメント

お名前
URL
コメント

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sanyo-seiki.co.jp/app/TrackBack/receivetb/SID/x7330228/EID/19

トラックバック記事一覧